Red Hat Summitユースケース
構成管理のための Red Hat Ansible Automation Platform
概要
IT 企業は、クラウド、ネットワーク、ストレージ、サーバー、エッジデバイスなど、かつてないほどに複雑なアプリケーションやシステムを管理しています。些細な不整合や構成ミスが、構成ドリフトやパフォーマンス、セキュリティ、コンプライアンスの問題、サービス停止にさえつながりかねません。
自動化により、チームはより信頼性が高く一貫性のある IT 運用を確立できるようになり、ダウンタイムを抑え、投資対効果を向上させることができます。Red Hat® Ansible® Automation Platform を使用することで、チームはインフラストラクチャ・コンポーネントのデプロイと廃止を数時間や数日ではなくわずか数分で行い、複数のシステムにわたって望ましい構成状態を確立および維持し、コンプライアンスを確保できるようになります。
特長とメリット
自動化をより速く実行
60 を超える業界パートナーから提供された 140 を超える認定済みおよび検証済みのコンテンツコレクションにアクセスすることで、一般的な時間のかかる構成管理タスクの自動化を迅速に開始できます。
一貫したコンプライアンス管理
Automation execution environment は、データセンター、クラウド、エッジのいずれであっても、複数のプラットフォームで自動化がスムーズかつ一貫して実行されるようにします。
問題にプロアクティブに対応
Event-Driven Ansible は、データ、分析機能、サービス要求を自動化されたアクションに接続し、機能停止への対応やサーバーのパッチ適用などの作業を、1 回の迅速な動作で実行できるようにします。
レジリエンシー (回復力) を確保
Ansible Automation Platform は、ベースラインのシステム設定を確立するために、統合されていないソリューションの作業を実行し、一貫したパッチ管理、インストール、更新を通じて、ドリフトとダウンタイムの削減を支援します。
パフォーマンスの測定とドリフトの監視
Automation Analytics および Red Hat Insights は、自動化のパフォーマンスを完全に可視化します。構成ドリフトを監視し、自動化タスクを管理し、Event-Driven Ansible を使用して、問題が緊急の問題になる前に対処します。
コラボレーションを実現する
共有言語と標準化されたフレームワークを使用して、IT 運用チームと開発者を統合することができます。サイロ化されたチームとプロセスをオープンにし、構成管理コンテンツをチームで共有することで、生産性と効率を高めます。
お客様の選ぶパートナーと共に自動化を実行
IDC レポート：ビジネス価値を提供する Ansible Automation Platform
IDC の調査によると、Ansible Automation Platform によって運用を標準化している組織は、IT 運用の効率、スピードおよびスケーラビリティを大きく改善し、年間平均 1481 万米ドル相当の利益、3 年間で平均 668% の ROI を実現しています。
お客様導入事例
Zoom は、インフラストラクチャの自動化、コンプライアンス機能、アプリケーションのデプロイメントのほか、厳格なセキュリティ基準を満たすために Ansible Automation Platform を利用しています。
Ansible Automation Platform は、エモリー大学のセキュリティリスク修復を迅速化し、システムのパッチ適用にかかる時間を数週間から数時間に短縮するのに役立ちました。
構成監査を自動化することで、シーメンスは構成品質を向上させ、公開鍵インフラストラクチャ (PKI) チームが手作業で行っていた時間を削減することに成功しました。
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