Intermountain Healthcare、IT を自動化し、革新的な患者向けサービスを迅速に提供

Intermountain Healthcare のプロプライエタリーな IT 環境では、変更のプロセスが複雑化しており、プロビジョニングの遅延により開発作業が妨げられていました。また、プロプライエタリーなハードウェアとソフトウェアを使用することで、ライセンス料や他の IT コストが発生していました。同機関は、IT 環境を単純化してコストを削減する、俊敏性とアジリティに優れたソリューションを模索していました。Intermountain Healthcare のインフラストラクチャおよび運営担当ディレクター Bret Lawson 氏は、「Intermountain は適切な料金で最良の医療を提供してくれるパートナーとして認識されています」と述べます。

Intermountain は、仮想化と管理のソリューションを使用して新しいオープンソース環境を設計、デプロイするにあたり、長年信頼してきたテクノロジー・パートナーである Red Hat に支援を要請しました。Intermountain でオープンシステム・エンジニアリング担当管理者を務める Paul Strader 氏は次のように述べています。「プロプライエタリー・ソリューションと比較して PoC を行った結果、Red Hat CloudForms の柔軟性がとても優れていることがわかりました。実際、適切に稼動させられるまで 1 年を要した既存のプロプライエタリー・ソフトウェアと同じ機能を、わずか 3 週間で利用できるようになりました」Intermountain はさらに、Red Hat ソリューションを使用して、患者ポータルを最適化し、メッセージング・インタフェースを単純化しました。このソフトウェアをサポートするため、同機関は既存のプロプライエタリー・ハードウェアから、コスト効率に優れたインテルベースのプロセッサーへと移行しました。

ソフトウェアとサービス

• Red Hat Virtualization

• Red Hat Ansible® Automation

• Red Hat OpenShift Container Platform

• Red Hat Satellite

• Red Hat JBoss® AMQ

• Red Hat Enterprise Linux®

• Red Hat コンサルティング

ハードウェア

• Cisco UCS B200 M4 ブレードサーバー

• Dell PowerEdge R630 High-Density および Performance 2S/1U ラックサーバー

• Intel Xeon E5 v3 プロセッサー

アジリティに優れた使いやすい Red Hat テクノロジーを利用することで、Intermountain では、仮想マシン (VM) をセルフサービスでプロビジョニングできるようになりました。また、コンテナ技術により、時間のかかるカスタムデプロイの必要性が減少しました。その結果、デプロイ時間が 2 - 3 週間から約 4 時間に、VM のプロビジョニング時間が 3 日からわずか 20 分に短縮されました。Intermountain はまた、オープンソース・ソフトウェアに移行することで、ライセンス費用や人件費などの IT コストを大幅に削減することができました。「インテルと Red Hat のソリューションにより、コストを削減しながらも、医療現場で必要とされる可用性、パワー、パフォーマンスが得られるようになりました」と Lawson 氏は話します。さらに、Intermountain の新しい柔軟な環境は、コラボレーションによる DevOps を支援します。